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 12月1日 熊本県学力・学習状況調査    2020年12月1日(火) 11:03
 毎日気温のことですが、本日の朝は寒かったです。学校に着いて温度計を見るとマイナス5度。周囲の木々も運動場も一面真っ白でした。「今日は寒い」と子ども達に言っていると「まだまだですよ」と言われてしまいました。

 本日、1,2年生で県学力・学習状況調査を行いました。これは子ども達が自分の理解度を知ることはもちろん、学校も生徒一人一人の学習の到達状況の経年変化を明らかにし、一人一人に応じた教育指導の充実・改善を行うことも目的として行われます。簡単に言うと、子どもの学力が昨年と比べてどのように変化したかを県下共通のものさしで見ることができる調査です。ただ、3年生は全国学力・学習状況調査が行われるため実施されず、1,2年生のみ行われます。本日は国語と数学、英語を行いました。明日、阿蘇市の取組として理科と社会の調査を行います。この結果をもとに学校も授業の方法等を改善していくことになります。見て回りましたが、記述式の問題が多く、頭を抱えている姿が結構見られました。不思議なことに、解答がみんな違うという状況も・・・。
 明日は理科・社会です。

 12月2日 県学力・学習状況調査(2日目)    2020年12月2日(水) 12:44
 本日も昨日に引き続いて県学調でした。本日は理科と社会のテストが行われました。できはどうだったのでしょうか。見て回りましたが、悪戦苦闘している姿が見られました。学校では、これまでの1ヶ月間を学力向上月間とし、朝の活動の時間等にいろいろと取り組んできました。すぐに成果が出るものではありませんが、みんなでがんばるという姿勢が大切だと考えています。今後も子ども達の学力の向上への取り組みを、継続して実施していきたいと思います。
 3年生は、テストはありませんが、毎日先生方が交代で放課後の学習会を行っています。昨日は、社会の学習会が行われていました。今3年生は三者面談中です。自分の将来について、希望する高校について真剣に考えていることだと思います。一生のうちで自分の人生について悩む時期はそうはありません。今はその時です。しっかり悩んでください。そして決心した後は目標に向かって突き進む。今からの4ヶ月はそういう時期です。みんなでがんばる姿を応援していきます。

 本日からストーブが入りました。

 12月4日 学びの姿振り返りアンケート(11月分)    2020年12月4日(金) 15:42
 「学びの姿振り返りアンケート」11月分を、先日実施しました。11月は、3年生は共通テストが終わり、進路についていろいろと考えた時期です。1,2年生は県学習状況調査に向けての取組を行いました。その点、学習面に影響が出てくると嬉しいのですが。また、2年生は中学校生活3年間で最も楽しみにしている修学旅行が行われました。後半には、生徒会改選に向けても動き出しています。これらがどのように結果に影響出てくるのでしょうか。今月も変化の様子をグラフに表していますのでご覧ください。
(4よくできた 3できた 2あまりできなかった 1できなかった)

<1年生>
・全13項目中8項目で前月を上回りました。前月に評価が下がった項目が多かったからでしょうか。
・家庭学習について3.2→3.4と若干上昇しました。
・目標を持って学校生活に取り組めたが3.3とさらに下がりました。生徒会改選が行われ、1年生も生徒会の中で活躍する必要性が出てきます。意識を高める取組を行う必要があります。
<2年生>
・学習面についての5項目中、授業中の態度以外の4項目が下降しています。家庭学習も3.2→2.9と下降しました。
・生徒会活動については全部の項目で上昇しています。生徒会改選が行われるため。自分達が学校の中心となるという意識が高まったのでしょうか。
・目標を持って学校生活に取り組んだかの項目が3.7→3.4と若干下がっています。前月が高かったからかもしれませんが、自分の目標を明確にし、その実現のために努力する姿を大切にしてほしいと思っています。
<3年生>
・すべての項目で前月とあまり変わらない結果になりました。
・グラフには表していませんが、家庭学習の平均時間も1日あたり162.9分となっています。前月より35分短くなっています。共通テストが終わりほっと一息ということでしょうか。時間よりも内容かも知れませんが。今後の伸びに期待します。

 このような結果でした。各学年ともちょっと一息という感じがあります。学習面では結果が表れてくるまで努力を続けてほしいと思います。また、生徒会改選が行われ、学校活動の中心が3年生から2,1年生へと少しずつ交代していきます。「学校をよくするために何をすべきか考えて行動した」の値が上昇してくれたらと期待しています。

 12月7日 波野子ども人権集会    2020年12月7日(月) 10:45
 5日(土)に、小学校と合同で波野子ども人権集会を行いました。保護者の方々にも参加していただきたかったのですが、やはり密を避けるという点から、今年度は子どもだけでの集会としました。
 前半は小学校1〜4年生までと5年生〜中学生までに分かれての人権集会です。各学年の代表が「自分のこと」について発表してくれました。5年生はおじいさんと犬小屋を作ったことを通して感じた温かい家族との関係について、6年生は友達と行った栗拾いを通して友達関係が深まったことについて発表してくれました。中学校1年生は福祉体験での経験を通して初めてわかったおじいさんのこと、その学びをおばあさんや周りの人に返していきたいということでした。2年生はお母さんが入院したことによって初めて知ったお母さんの大変さ、自分も代わりにできることをやっていきたいということです。3年生は、家族についてもう一度見つめ直し、改めて家族を大切にしていきたいということを発表してくれました。聞いている側も勇気をもらえる内容でした。
 後半は、教育講演会です。今年は「一人の人間として『私』を生きられる世の中を」という演題で、性的マイノリティーについて橋本丞さんに講演していただきました。その中で、「相手が嫌だと思うことをさせない」という話をされました。嫌だと思うことをしないだけではなくさせないということも大切なことです。また、「自分と意見が合わない人がいても、どこかに良いところはあるので、そこに目を向けることが大切です。ただ、側にいるだけでその人が安心できる人になってほしい」という話をされました。
 人権とは「人が幸せに生きる権利」です。その人に寄り添った言動が大切だということを改めて学んだ集会でした。

 12月8日 社会の授業より    2020年12月8日(火) 13:38
 今朝は久し振りに白く凍っていない運動場を見ることができました。あいさつ運動も手袋がなくても大丈夫な気温でした。「今日は暖かいねえ」と言っていると、子どもから「先生、今の時期は大丈夫です。2月がピークですから。」と言われてしまいました。この時期の寒さは、まだまだということです。先が不安になりました。
 さて、今、3年生は社会で「働く」ことについて学んでいます。昨日は、働くことの意義、労働の実態について学びました。「私たちは何のために働くのか」ということを、自分が考える「仕事を選ぶときの優先順位」から考えました。それぞれに自分の考えを持っており、「楽しい」ということを優先する人もいれば、「収入」を優先する人もいました。「収入」が全く優先順に入ってこない人も。
 本日は、「日本の労働問題について知り、その対策を考えよう」という内容でした。最初に『年功序列賃金制』のA社と『能力主義』のB社ならばどちらに就職するかを考えました。生徒の多くがB社を選んだことに驚きました。その後、有給休暇がとれない、過労死が多いなどの日本の労働の問題点とその解決策を考えました。有休をとらないとお金を払うなどという意見もありました。
 3年生はあと4ヶ月後には卒業です。義務教育も終了です。実際に働くのはまだ先のことかもしれませんが、働くということをしっかりと考え、目を向ける時期が来ているようです。

 12月9日 理数離れ改善傾向(2019TIMSS結果より)    2020年12月9日(水) 11:27
 本日の朝刊に、2019年の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果が掲載されていました。TIMSSとは国際教育到達度評価学会(IEA)が実施している「初等中等教育段階における児童生徒の算数・数学及び理科の教育到達度を国際的な尺度によって測定する」ための調査です。数学と理科の調査が4年ごとに実施されています。対象は無作為に抽出された小学4年生と中学2年生です。
 今回の調査では、日本の平均点の順位は小4の算数が5位・理科4位(58カ国・地域中)、中2数学が4位・理科が3位(39カ国・地域中)でした。このように学力調査は順位が高いにもかかわらず、学習意欲を問う調査は国際平均を下回る傾向がみられたということです。「算数・数学の勉強が楽しい」と答えた小4は77%で、中2は56%です。「理科の勉強が楽しい」と答えた中2も70%です。小4の理科のみ国際平均を上回る92%という結果でした。これでも、前回より中2で各4ポイント増、小4で各2ポイント増となり学習意欲が向上しているということです。
 教室で数学の授業をしなくなって3年半ですが、数学の教師としては、この記事を見ると、点数の結果より意識調査の結果が気になります。現在、全国的にどうなのかわかりませんが、私の今までの経験上、中2で数学が楽しいと答えてくれる生徒はだいたい3〜4割程度。数学が楽しいと思えない子ども達に、「でも数学の授業は楽しい」といかにして思わせるかということを念頭に、常に授業を行ってきました。56%はまだまだかもしれません。しかし、全国の数学・理科の先生方の努力が、4ポイント向上に繋がっているのかもしれません。波野中学校でも今後もそのような授業の展開を全教科でめざしていきたいと感じました。

 12月10日 ミニ演説会    2020年12月10日(木) 13:02
 現在、生徒会役員改選に向けた取組が行われています。1,2年生の立候補は12月1日で締め切られました。合わせて6名が立候補してくれました。その後、選挙運動期間に入っています。今朝は、昇降口前のロビーで「ミニ演説会」が行われました。これは、立候補者が1人2分程度、全校生徒を前に自分の考えを演説する集会です。今日を含めて4日間行われます。今日は、2年生の演説が行われました。「生徒が中心となり学校を動かす」や「団結のある学校」、「挨拶があふれる学校」など、それぞれの思い描く学校像について語ってくれました。明日は1年生が発表します。一人一人が『学校をより良くするためには』という視点で考えてくれています。生徒会が活性化すると学校は変わります。明日の発表も楽しみです。

 本日は本校の先生の60歳の誕生日でした。例年は、子ども達も先生方も給食の時間にランチルームで一緒になって誕生日を迎えた人のお祝いしていたそうですが、今年はそれができません。先生にも本来ならば赤いちゃんちゃんこを着てもらいたかったんですが・・・。日本では古来、十干(じっかん)と十二支を組み合わせて暦を表していたそうです。その組み合わせが60通りになるため、60歳で暦が生まれた年に戻る「還暦」と言うそうです。健康には十分に気を付けて、今後の益々の活躍を楽しみにしています。

 12月11日 校内掲示より    2020年12月11日(金) 11:06
 校舎内にはいろいろな掲示物が貼られています。最近、人権標語が新しくなりました。一人一人が考えた人権標語に、ネット上から自分が気に入ったフリーの画像を選び合わせて人権標語のポスターを作っています。それぞれが作った標語と選んだ画像の絶妙なバランスが、見ていてとても気持ち良いです。標語に込めた子ども達の思いが、画像によって何倍にもなって伝わってきます。
 他にも多くのものがあります。一学期からの学校行事の記録。今年はなかなか行事ができませんが、今までの行事の写真を並べ、掲示してあります。スクールサポートスタッフの先生に作ってもらいました。また、これまでのなみノート展覧会のノート。みんながどのような自主学習を行っているのか紹介されています。その他にも高校紹介やコロナウイルス対策関係・・・。教室内には生徒の作品関係が掲示されています。校舎中、多くの作品等で溢れています。
 明日は授業参観が予定されています。学校に来られた際には、是非掲示物にも目を向けてください。

 12月14日 授業参観・学年懇談会    2020年12月14日(月) 13:11
 12日(土)は、大変お忙しい中、授業参観と学年懇談会へのご出席ありがとうございました。今回は担任以外の授業ということで、1年生が美術、2年生国語、3年生家庭科の授業でした。いかがだったでしょうか。
 1年生では、「絵文字がしゃべりだす」というテーマで、絵文字のアイデアデザインの授業でした。ユニークなデザインがいろいろ見られました。2年生は最初に体の一部が入る慣用句の小テストからでした。おもしろい回答が多く見られましたが・・・。3年生は家庭科で自分の生育歴についての発表でした。このために、保護者の方にも自分の生まれてからの話をいろいろと聞いて来たようです。その発表が行われました。保護者の方宛ての手紙も用意したようです。卒業するときに渡すとのことです。楽しみです。
 その後は、臨時PTA総会でした。PTA役員の件とスクールバスの件、制服の件が議題になりました。制服に関しては学校側からの提案です。来年度以降は、現在制服に入っている校章と名前の刺繍をなくすということになりました。男子のズボンに関しても同様です。当然、1,2年生は現在の制服をそのまま来年度使用されて結構です。また、お兄さんお姉さん等から譲り受けて使われる場合は、そのままでも結構です。新しく購入する分からは刺繍を入れないということになります。
 最後が学年懇談会でした。それぞれの学年で2学期を振り返ってのまとめが行われたようです。時間が少なかったかもしれません。時間が足りずに質問できなかった等がありましたら、いつでも結構ですので担任までご連絡ください。

 12月15日 生徒会役員改選に向けて    2020年12月15日(火) 16:08
 本日の6時間目の学活は、生徒会役員改選に向けて、現在立候補している人の公約集(マニフェスト)の読み合わせと質問を考える時間でした。立候補している人は、自分の思い・考えを一生懸命にまとめ、公約にしています。その思いをしっかりと受け止め、自分の考えで判断するのが投票する側の務めです。これにより立候補者も投票する側も、次の波野中学校をどのような学校にしたいのか自分の考えを持つことができます。
 本日でミニ演説会も終了し、いよいよ18日(金)が立ち会い演説会と投票です。公約集には立候補者それぞれのやりたいことが書かれています。是非、すべて実行してほしい。そういう思いで読んでいました。生徒会の活性化は、学校の活性化に繋がります。全校生徒が学校の明日を考え行動することを楽しみにしています。

 本日の3年生の英語の授業は、「尊敬する人物をくわしく紹介する文を作ろう」でした。自分の尊敬する人を英語で紹介するということもあり、しっかりと考えて表現することができていました。尊敬する人って誰だったんでしょうか?1年生は数学の授業で、作図のまとめでした。「作図法をマスターしよう」という内容で、4つの作図法について確認が行われました。マスターできましたか?

 12月17日 道徳の授業    2020年12月17日(木) 10:12
 昨日の5時間目は、道徳で全国的にも有名な熊本市立京陵中学校の桃ア剛寿校長先生に来ていただき、全校生徒に道徳の授業を行っていただきました。次のような内容でした。
 まず、以前話題になった高速道路であおり運転を行った人物について、許せるか全く許せないかを4段階で考え、自分の考えをホワイトボードに貼りました。全員が「全く許せない」か「あまり許せない」という回答でした。次に、同乗していた携帯で写真を撮った女性についてはどうかを考えました。今度は、少しですが「まあ許せる」という人がいました。理由は、「直接何かしたわけではないから」等ということでした。最後に、3人目の人物、この同乗していた女性が誰なのかデマの情報をネット上に流した大学生について考えました。この場合はそれぞれの意見が分かれました。その後、意見が違う人で班を作り議論をしました。
 次に、『キラキラ』という絵本の話について考えました。『アンパンマン』で有名なやなせたかしさんが描かれた絵本です。キラキラという化け物が住むという山に、村の勇敢な兄弟の弟が退治に向かいます。帰ってこない弟を心配した兄が追いかけ、山頂で見たものは・・・。というお話です。
 最後に、先に登場した大学生と兄がとった行為の共通点と相違点についてまとめ、自分の生活に生かせそうなことはないか考えました。
 小・中学校の先生方の勉強のための授業でしたが、子ども達の表情や視線などとても楽しそうに授業を受けている様子が伝わってきました。授業後、先生からも「しっかりと考えてくれてとても良かった。思考力がある子ども達ですね。」という言葉をいただきました。ご家庭でも話題にしてみてください。

 12月18日 避難訓練    2020年12月18日(金) 11:10
 本日2時間目に避難訓練を実施しました。本来ならば消防からも来ていただき、いろいろな指導・助言をいただくところですが、今回、県のリスクレベルが5になった関係で、来校できなくなったということでした。そのため、中学校単独で実施しました。
 今年は、これまで避難訓練が実施できていません。例年だと6月に大雨を想定した避難訓練並びに引き渡し訓練を、2学期に地震か火災を想定した避難訓練を、3学期には不審者対応の訓練を実施しています。
 避難訓練は、子ども達だけの訓練ではありません。職員も動き方の確認や施設・設備の確認を行っていきます。今回いろいろなことを確認することができました。防火扉・防火シャッターや消化器・消火栓の位置、緊急時の放送機器、消防設備についてなどです。訓練をしてみないとわからなかったこともわかりました。やはり訓練は大切です。
 子ども達は指示に従い整然と避難することができました。ただ、あってはいけないことですが、実際に起こったら訓練のように指示がない場合もあります。自分の命を守る行動を自分でするということを日頃から意識しておかないといけませんね。

 本日の午後は、生徒会の立ち会い演説会と投票が実施されます。立候補者も今まで練習を重ねてきました。詳細は後日掲載します。

 12月21日 生徒会役員改選    2020年12月21日(月) 9:29
 いよいよ2学期も最後の一週間です。振り返ってみると、例年より短い夏休みが終わったのが8月20日。8月21日から4ヶ月。初めて経験する長い2学期でした。この2学期で授業の進度もほぼ例年通りになり、3学期には教科書の内容も終わらせる見通しが立ちました。現在の拡大傾向にある感染状況が、ちょっと気がかりですが。

 さて、先日お伝えしたとおり、18日(金)に立ち会い演説会と役員選挙が行われました。最初に「選挙とは、民主主義の根幹です。私たち一人一人の意見を政治に反映させるため、私たちの代表者を投票によって選ぶものです。また、選んだからには自分も責任をとるという思いでしっかりと話を聞き、投票してください。」という話をしました。どの立候補者も堂々と演説することができ、自分が生徒会をリードしていくという意志が感じられました。聞く側も真剣に話を聞き、疑問に思ったことなど質問することができていました。
 本日朝、選挙管理委員から結果の連絡が行われました。選挙なので、当落があります。意に沿わないこともあるかもしれません。しかし、立場は違っても学校を変えていくという思いは失わないでほしいと思っています。生徒会が活性化すれば学校は変わります。
 子ども達に少しでも本物の選挙の雰囲気を感じてほしいと、この日のために阿蘇市役所から本物の投票箱、発券機等をお借りしました。ご協力ありがとうございました。

 12月22日 奇跡(ある雑誌より)    2020年12月22日(火) 13:51
 以前読んだ雑誌に次のような話が載っていました。
「宇宙の中に細胞が一個が生まれる確率は、一億円の宝くじが連続して百万回当たるようなものだという。それが人間には六十兆個もあるのである。これはまさに奇跡というほかない。
お互いがこの世に生を享け、生きているのは当たり前のことではなく、文字どおり有り難い、きわめて稀なことなのである。
 だれでもさまざまなことに悩み、落ち込んだり、ときに困難に出遭って進退窮まるといった状況に陥ることがある。そんなときは、みずからの存在を客観的にみつめ、一人の人間として生かされている不思議に思いを馳せてみてはどうか。自ずと有り難いという感情が湧きあがってきて、小さなことにくよくよしたり悩んでいたことが馬鹿馬鹿しくなってくる。困難に際してどう生きていくべきかも冷静に考えられてこよう。
 この世に自分はたった一人。そして、ここにこうして、今、生きている。この奇跡、その素晴らしさ。悩むことは何もないのである。」
 中学生の時期は、いろいろと悩み考える時期です。そのようなときに、自分がここに存在している奇跡を考えてみてはどうでしょうか。明日からの自分の生き方が変わってくるかもしれません。

 12月23日 2学期も残り3日    2020年12月23日(水) 13:16
 最近、朝の寒さにもずいぶん慣れてきました。毎日氷点下が続きますが、朝から子ども達も元気にあいさつ運動をしています。この頃は、朝から窓を開けてあいさつをしてくれたり、手を振ってくれたりする方が増えました。寒さの中でもやって良かったと、朝からとても清々しい気持ちになります。
 さて、長かった2学期も残り3日です。いよいよ学期のまとめの時。本日は3時間目の授業を見ました。1年生は理科の授業でした。力の仕組みについてでした。宇宙に浮いている宇宙ステーションがなぜ落ちないのかという話を、子ども達は興味深く聞いていました。2年生は社会の授業でした。東京都の役割について考える授業でした。本日はその中でも、人口の面から特徴を考えていました。面積は日本の0.5%しかないのに人口は10%もいることに驚いていました。3年生は英語の授業でした。尊敬する人物を英語で紹介しようということでした。前回は誰にしようかとか考えている段階でしたが、今日見てみると結構英語の文章ができていました。発表会が楽しみです。
 本日の昼休みは、生徒会主催の全校レクリエーション大会でした。体育館で〇×クイズが行われました。いよいよ2学期も終了です。

 12月25日 2学期終業式    2020年12月25日(金) 13:28
 長かった2学期でしたが、とうとう終業式の日を迎えました。感染症の関係で、大幅に夏休みが短縮となり、8月21日から4ヶ月間の2学期でした。その間、いろいろな学校行事の実施も、感染症対応を念頭に置いての判断となりました。小中合同運動会や2年生の修学旅行、授業参観・学年懇談会など感染症への対応を行いながらの実施でしたが、保護者のみなさまのご理解とご協力あっての実施でした。本当にありがとうございました。

 本日、終業式では今年の振り返りを行いました。式で次のような話をしました。
『毎年恒例、今年の漢字。京都の清水寺で発表されます。2年生は修学旅行のときに、実際にその場を見ることができました。実際に投票した人もいました。今年の漢字は、「密」。ちなみに2位は「禍」、3位は「病」、4位以下は「新」「変」「家」「滅」「菌」「鬼」「疫」ということです。並べてみると、あまり良い響きのする漢字が見当たりません。今年の言葉「新語・流行語大賞」は、「3密」でした。これも、新型コロナウイルス感染防止のための標語です。まだまだ終わりが見えないだけに不安です。米TIME誌が選ぶ今年の人(パーソン・オブ・ザ・イヤー)は、米国のバイデン次期大統領とハリス次期副大統領でした。編集長は「米国の物語を変え、共感の力が分断の激しさよりも偉大であることを示した」とコメントしていました。
 さて、波野中学校の2学期を振り返ってみました。
〇良いなあと感じたところ
@自分で考えて行動することができること
「自主性・責任感・人のために自分に何ができるのか考える」このような姿が感じられました。
A話す人の方を体ごと向いて話を聞くことができること
相手を受け入れる気持ち、相手を思いやる気持ちの表れでしょうか。とても良いと思います。
〇今から伸ばしてほしいところ
@言われたらすぐにできることなのにしないこと
「あいさつ」「整理整頓」など言われたらすぐにできるし、自分でもしなければいけないとわかっているのに、なかなか自分からできないようです。この点を改めていってほしいと思います。
 3学期は「最初から最善を」で取り組んでいきましょう。』

 いよいよ冬休みです。子ども達にとっては例年より少し短く、しかも感染症への対応もしなければなりません。いつもと少し違う冬休みですが、健康・安全に十分ご注意の上、お過ごしください。
 令和3年が幸せの多い年になりますように。