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 6月1日 学校再開    2020年6月1日(月) 16:53
 いよいよ本日から学校再開です。朝の子ども達はどのような様子か気になっていましたが、今まで休校などなかったかのように7時半から朝ボランティアの清掃に行き、8時前に戻り教室へ向かって行きました。5日間の登校日で学校生活の感覚を取り戻すことができたからでしょうか。
 授業も本格的にスタートです。2時間目、小学生が中学校の校舎内を歩いていました。今日から乗り入れ授業も始まりました。小中連携もいよいよ本格的に始動です。本当にようやくすべてが動き出しました。3ヶ月とても長い月日でした。今週の給食当番は3年生、久しぶりに間近で見ると一回り大きくなっているような気がしました。1年生に学校が再開したことの感想を聞いたところ、嬉しい・まあまあという答えがほとんどでした。理由は、「友達と会って話せるから」や「1人ではなくみんなと勉強できるから」と答えてくれました。
 しかしご存じのように、北九州市の小学校でクラスターが発生したことがニュースになっています。学校も感染症予防の対策を行いますが、学校だけでは限界があります。ご家庭でも今後も継続しての対策をお願いします。
 今回の件で、だれが、いつ、どのようにして感染するかわからないということを改めて感じました。だれでもなり得るという視点に立っての人権教育の推進を今後も進めていきます。

 6月2日 新聞記事より    2020年6月2日(火) 15:34
 学校再開2日目。本日は朝から読書活動の日です。朝のあいさつ運動の後は教室へ移動し、静かに読書です。30分弱、先生方も一緒に静かに本を読みます。落ち着いた静けさの中でスタートする学校の雰囲気も素晴らしいと思いました。
 先週の新聞に、休校中の宿題量についての記事がありました。その記事によると、「休校中の宿題・課題は多かったか?少なかったか?」という問いに対して、中学生の45%が「多かった」と答えたということでした。これに対して保護者では、「ちょうど良かった」が38.5%、「少なかった」が33.0%、「多かった」は28.5%という回答でした。保護者の「少なかった」の理由として、「受験生なので心配」、「家にいる時間が長すぎて、ゲームばかりやっていた」ということでした。また、長期休校保護者の声としていろいろな意見が書かれていました。〇今後の勉強や学校活動の回復方法が気になります。〇生活リズムが狂ってしまい心配です。〇毎日ゲームと向き合って勉強には目もくれず。学校再開後に勉強や部活についていけるのか・・・。〇休校期間が長すぎます。安全優先はわかりますが、分散登校などほかにも対策は考えられるはず。〇子どもたちがたくましく、頼りになる存在に成長してくれました。子どもの命があっての生活なので、急がずに踏ん張ります。などという意見が書かれていました。子ども達が自ら取り組むような課題にしたいと話し合っていますが、なかなか難しいようです。
 いろいろな意見があるようですが、学校は子どもの命を預かるところです。子どもの安心・安全が第一です。その上で、子どもにとってプラスになることを積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 6月3日 授業の風景から    2020年6月3日(水) 14:18
 学校再開3日目。県教委の「学校再開ガイドライン」や文科省の「学校の新しい生活様式」に書かれている内容を確認しながら、感染症拡大防止への対策を徹底し学校生活を再開しています。しかし、始めてみるといろいろなところで課題が見えてきました。
 例えば、英語の授業。教員も全員マスク着用で授業を行っています。しかし英語の授業では、「口の開き方が見えないので発音の方法がわからない」という生徒の声が聞かれたそうです。英語では、教師が口を見せないで発音の練習をさせることは非常に難しいことだとわかりました。そこで、早速、フェイスシールドと透明マスクを購入し授業で使ってみました。生徒にはこちらの方がとても好評でした。英語の先生からも、教師の表情が見える方が生徒の表情も明るくなるようですという感想がありました。そう言われて、本校玄関に貼られているポスターを思い出しました。くまモンが「先生の笑顔に生徒は安心するもん」と言っているポスターです。確かにその通りです。
 このように、状況に応じて少しずつ対策も改善していく必要が出てきます。対策に万全を期しながら、現状に合わせて変化をしていく必要性も感じました。

 6月4日 ツバメの巣立ち    2020年6月4日(木) 14:01
 校長室の横の壁にツバメの巣があります。4月から巣作りを始め、下旬に卵を温めている姿が見られました。5月に入ってから3羽の雛がかえりました。気になって毎日観察していましたが、5月中旬には子どもも巣から飛び立ち、飛ぶ練習をしている姿が見られました。最近では親か子かわからないようになり、5羽が運動場を飛び回っていました。その5羽のツバメの姿が一昨日から見えなくなりました。昨日も巣は空のままです。
 気になって調べてみました。すると、ツバメは巣立った後、すぐにどこかへ飛んで行ってしまうのではなく、しばらく巣のある場所の近くにいるということです。雛が安全に飛べるようになると、次は簡単に餌をとる事ができる場所へ移動し、餌をとる訓練をするようです。そして、秋冬になると暖かい地方へ渡っていくということでした。
 休校中に子ども達にも見せたいことがいろいろありました。正門横の満開の桜、正門から昇降口までの見事なチューリップ・・・。来年こそは。

 6月5日 学校再開より一週間    2020年6月5日(金) 16:34
 学校再開から一週間が過ぎました。子ども達も久し振りの学校生活に、ちょっと疲れが出てきているようです。考えてみると3ヶ月ぶりの一週間です。朝の様子も、どことなく元気がないなあと感じました。ようやく日常が戻りました。これが普通といえば普通なんですが・・・。先生方もちょっと疲れが見られるようです。ただ、話を聞いていると休校中と違って、充実感のある疲れのようです。土・日にできる限りゆっくりして、心身ともにリフレッシュを。
 本日は、今年度最初の学級生徒会が行われました。学級生徒会とは、昨日の各専門委員会で話し合った内容を、各学級で報告する会です。2年生の様子を見に行きましたが、活発な意見が出されていました。頼もしい2年生の姿が垣間見られました。

 また、本日、今年3月に高校を卒業した本校の卒業生が、学校に挨拶に来てくれました。就職して初任給が出たということで職員へも差し入れを買ってきてくれました。その心遣いに感動しました。中学校を卒業して3年間。まだ繋がっているその絆に感動しました。卒業しても生徒と保護者と教師の関係を大切に繋いでいく学校でありたいと思いました。

 6月8日 波野っ子生活アンケートより    2020年6月8日(月) 16:10
 学校再開から2週目です。本日も朝からボランティア掃除を行いました。休校だったことを感じさせない日常の生活が当たり前のようにスタートします。小学生が校長室に大きな声で挨拶をして廊下を通っていきます。
 子ども達の生活の様子を知り、みんなで健康づくりについて取り組んでいこうということで、先週生活アンケートがありました。その結果から少しお伝えします。
①就寝時間について
 平日でも零時以後に就寝する人もいるようです。適度な睡眠が生活の基本です。次の日、元気に生活できるように睡眠時間の確保に努めてください。
②起床時間について
 学校の始業は8時10分ですが、多くの人が7時半過ぎから朝の活動を行っています。平日の起床時間は全体的に早いようです。逆に休日の起床は8時過ぎという人が半数ほどいるようです。
③テレビやゲームの時間について
 平日2時間以上のテレビやゲームの時間がある人もいるようです。学校が終わって帰宅後、翌日登校するまでの時間はほぼ決まっています。その時間をどのように使うかが人によって違います。次の日の学校生活を充実したものとするために、家での時間を振り返ってみてはどうでしょうか。
 他にもいろいろな項目がありました。今後の保健便り等でお知らせしていきます。

 6月9日 部活動・SUTスタート    2020年6月9日(火) 17:04
 本日より今年度の部活動がスタートしました。昨年度2月末以来、3ヶ月ぶりの部活動です。1年生にとっては初めての部活動になります。部活動が待ち遠しいという様子で卓球のラケットを握っている1年生の姿が見られました。3年生にとっては中体連大会が中止となり、今後のことがわからないままでの部活動再開です。代替の大会の話も出ていますが、今のところはわからないとしか言えません。しかし、子ども達のためにいろいろな立場の人が一生懸命に動いていることだと思います。先のことはわかりませんが、今私たちにできることを精一杯取り組んでいきたいと思います。
 また、本日は今年度最初のSUT(ステップ・アップ・タイム)でした。SUTとは、小学校3年生から中学校3年生までが縦割りの班を作り、速音読や視写などを学習する取組です。月に1,2回、放課後の35分間取り組みます。ただ、現在の状況から、本日は縦割りの班ではなく、学級での取組としました。波野小中学校一体となり学力向上にも取り組んでいきます。

 6月10日 新聞記事より(中学通信陸上県大会)    2020年6月10日(水) 16:02
 本日の新聞に中学通信陸上県大会が8月29日、30日に延期して開催されることが書かれていました。陸上は、全国中体連大会の中止は決定していますが、10月のジュニアオリンピック大会を代替の大会にするということです。つまり、通信陸上の結果で全国ジュニアオリンピック大会に出場するということになるようです。まだ、郡市・県の中体連陸上大会は未定ですが、1つ前に進みました。
 このように、今後少しずついろいろなことが決まっていきます。

 6月11日 研究授業    2020年6月11日(木) 17:34
 本日5限目は、英語の志賀先生の研究授業でした。小学校6年生に英会話の授業をされました。その授業を小学校・中学校の全職員で参観し、その後話し合いを行います。波野小中学校の共通の学校教育目標である「ふるさと波野に誇りを持ち、自らの未来を切り拓き、創造する子供の育成」の実現のために全職員が共通して実践する内容の確認を行いました。これが波野スタンダードの確立に繋がっていきます。「教師の生命は授業にあり。」このようにして、全職員で授業力の向上に努めています。

 6月12日 身に付けたい、自学する力    2020年6月12日(金) 10:55
 学校再開から2週間。朝の様子も平常に戻り、勉強に部活動にと各々がそれぞれの目標をもち学校生活に打ち込む様子が見られるようになりました。よく校舎内を回り、生徒の様子を見ています。本日の朝もそれぞれの学年が読書や学習をやっていました。どのクラスも静かな雰囲気の中でした。
 しかし、生徒一人一人を細かく見ると、様々な様子が見えます。読書に耽り集中している生徒がいれば、真剣に学習している生徒もいます。しかし中には、本は開いているもののやや集中力にかけているかなと思われる生徒も。
 読書や自学は、本人がやる気にならなければ、無理矢理やらせることはできません。本を開いて読んでいるようでも、頭の中では他のことを考えている、という状態はよくあります。子ども達には、読書の面白さや大切さを実感してほしいし、面白さや大切さを実感できるような本と出会ってほしいと思います。

 子ども達に、自学の力を身につけてほしいと思っています。学校では、主に授業という形で先生や周りの友達と一緒に学習しています。しかし、大人になると、自分で本を読み、資料を調べ、自分で考えることがほとんどです。自学の力が、将来必要となる力です。自分一人で集中して自学する時間を確保してほしいと思っています。

 6月15日 梅雨入り後    2020年6月15日(月) 12:33
 先日、九州北部地方も梅雨入りが発表され、それ以来、毎日のように雨が続いております。本日は、朝は数日ぶりに晴天も見られましたが、次第に天気も曇りに変わっていきました。
 本日、今後の雨天等での自然災害発生や発生が予想される状況にそなえ「自然災害が発生または発生が予想される場合の対応について」という文書を配布しております。基本的に、事前に学校側で「臨時休校・自宅待機」等を決定した場合は、安心安全メールや学校HPにてその旨お知らせいたしますので、対応をお願いいたします。学校からの「臨時休校・自宅待機」等の連絡がない場合でも、登校時の天候等を踏まえ、安全を第一に考え、遅延登校等保護者の方の判断でお願いします。安全確保ができましたら登校させてください。また、遅れて登校させられる場合は、学校への電話連絡をお願いします。このような内容です。登校する際の注意事項等も書いております。詳細は文書の方をご覧ください。

 6月16日 創立50周年記念誌より    2020年6月16日(火) 17:17
 波野中学校は今年で創立74年を迎える歴史と伝統ある学校です。校長室の本棚には、学校創立時からの貴重なアルバムや書籍が置いてあります。それらを見ていると、学校創立当時の人々の学校教育に対する期待、中学校に対する思いが伝わってきます。その中に創立50周年記念誌がありました。学校正門横のやまぼうしの木や記念碑等の話も出てきます。
 その記念誌の中で、当時、波野村教育委員長をされていた楢木野元一氏が次のようなことを述べられていました。今から24年前の話です。
「生徒の皆さんに、私の希望の一端を述べさせて頂きます。(中略)訪れてくる二十一世紀は皆さんたちの社会になるのです。地域も職場も、皆さん方に多くの期待を持っているのです。そのためにも、今のうちに基礎的、基本的教育を身につけ、如何なる社会にも対応できる人間形成に向かって最大限の努力を傾注する必要があるのです。(中略)
これからの子ども達に求められるのは、いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考えて主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力を持ち、他人と共に協調し、感性豊かな心を持つことだと思います。」
内容が今言われていることと共通します。24年後の現在と同じことを言われていることに感動するとともに、教育の本質は不易なものであると感じました。

 6月17日 心のケアの調査結果より    2020年6月17日(水) 14:46
 先週、「新型コロナウイルス感染症に係る心のケアの調査」を行いました。その中での「保護者さまへ」という質問で、保護者の皆様にも、学校再開にあたり心配なこと等を書いて頂きました。

保護者の方が心配していることで最も多かったことは体力面でした。
・ずっと家にいて体を動かしていない。体力が落ちているので心配。
・体を動かしてほしい。
等の意見が多数挙げられていました。確かに3ヶ月の休校期間中、体をつくる時期の中学生が運動できなかったということは問題です。しかし、ようやく部活動も再開しました。来月からは水泳の授業も実施する方向です。3ヶ月運動できなかったということを念頭に、感染症・熱中症対策を講じながらではありますが、体育の授業や部活動を通して少しずつ体力の向上を図っていきたいと考えています。
 また、休校中の学習面の不安も挙げられていました。昨日の新聞にもありましたが、阿蘇市でも夏期休業日が短縮される予定です。また、学校も行事の見直し等を行い、授業の時間的には休校期間のカバーはできる見通しです。しかし、毎日授業だけでは生徒の主体性が発揮できる場が限られてしまいます。そこで、可能な限り様々な行事も適宜行い、生徒の主体性・自主性も育てていきたいと考えています。あわせて、今後も職員の授業力向上の取組と生徒への個別指導等を行い、学習面の充実も図っていきます。

 今年度は、「例年と異なり」ということがいろいろと起こってくると思いますが、今後も保護者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

 6月19日 大雨警報    2020年6月19日(金) 10:49
 早朝、阿蘇市では大雨警報に伴う避難準備情報が発令されました。防災無線で目が覚めました。梅雨入り以来、毎日のように雨が続いています。本日は、避難準備情報が出されている中で学校をどうするか考えましたが、教育委員会と連絡をとり通常通りとなりました。今後もこのような状況があると思います。学校からは本日のように通常通りとメールが来た場合でも、それぞれの地域によって道路の状況等が異なります。危険だとご家庭で判断された場合には、無理をせず遅れて登校等の対応をお願いします。安全が第一です。
 本日、雨は降っていますが、とても過ごしやすい気温です。ちょっと寒いくらいです。午前中には大雨警報も解除になりました。子ども達も集中して授業に臨んでいます。

 6月22日 心地よい晴天    2020年6月22日(月) 14:15
 昨日は372年ぶりの夏至の日の日食でした。372年前って?1648年。江戸時代初期、3代将軍徳川家光の頃です。ちなみに1639年鎖国、1651年慶安の御触書の間です。日食というのは、広大な宇宙の中で太陽と月という点が、たまたま重なった影を地球上で見ることができる現象と考えると、奇跡のような現象です。このようなことをきっかけに、理科嫌いでも少し興味をもってくれたらと思いますが。見ることはできましたか。
 さて、本日は朝からとても季候が良く、学習するのに最適な気温でした。朝から授業を見ていると、2年生で数学の授業が行われていました。嫌がる子どもが多い説明(証明)の授業でした。「2桁の自然数とその数の十の位と一の位の数を入れ替えてできる数との和が11の倍数になることを説明しよう」という内容です。この辺りから数学って面倒くさいという生徒が増えてきます。しばらく見ていましたが、子ども達の「あー」とか「わかった」、「なんで?」などという言葉が自然と聞かれました。その雰囲気の良さに惹かれました。そんな子ども達の自然な反応を大切にしたいと思うと同時に、少人数のよさはこれだと改めて感じました。一人一人の思いを大切にした授業を進めていきたいと思います。

 本日朝、通勤していると国道57号線から学校前までの道の両側の草がきれいに刈られていました。おそらく土日の間に、地域の方々が刈られたのだと思いますが。これだけの道のりの草を刈るのは相当大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。

 6月24日 クーラー始動    2020年6月24日(水) 13:25
 学校の紫陽花がようやく咲き出しています。梅雨入りに合わせるように咲き始め、今、写真のような状態です。昨日は、最高気温が菊池で34.8℃になったそうです。本日も、熊本の予想最高気温は35℃ということでした。いよいよ夏到来でしょうか。
 学校が再開して1ヶ月ですが、考えてみるともうすぐ7月です。本校でも、暑さ対策ということでいよいよクーラーを始動させました。今年の2月に設置が完了したばかりです。昨年度までクーラーはなかったということでした。暑い中、生徒も先生方もがんばっていたそうです。教室にクーラーの様子を見にいくと、授業中も心地よい室温で、勉強もはかどっているように見えました。これで学習面の心配は解消といきたいところですが。
 ただ、今年度は感染症対策ということで、教室の窓を開けながらクーラーを使用することになっています。普段でしたら「無駄」と言われそうですが、ガイドラインに則り使用しています。ご存じのように、今年度は夏休みも大幅に短縮され、夏の暑い時期も授業が行われます。子ども達にとっても教師にとっても初めての経験です。本当に間に合って良かったと思います。これからも感染症・熱中症対策を行いながら、過ごしやすい環境作りを行っていきます。

 6月25日 学校訪問    2020年6月25日(木) 13:15
 朝から教育委員会の先生方が学校の様子を見学に来られました。最初に学校の現状を説明し、その後各教室を回られました。どの教室も落ち着いた雰囲気で学習が進められており、環境も整備されているため、これから先が楽しみですというお褒めの言葉を頂きました。その中でも、美術室の子ども達の作品の展示などすばらしいとのことです。今後、学校中に広めていきたいと思います。
 その中で、今後学校が重点的に取り組む内容について話をしました。学校の役割は、子ども達に将来自立できるような力をつけることです。学力もその一つです。より一層教師の指導力の向上と子どもの自学の意識向上をめざしていきたいと思います。

 6月26日 地域を考える(総合的な学習より)    2020年6月26日(金) 13:12
 今から67年前の昭和28年6月26日、6.26水害(白川大水害)が発生しました。6月25日から6月29日にかけて九州地方北部は集中豪雨となりました。熊本でも阿蘇山を中心に総降水量が1,000ミリを超える地点がでるほどの記録的な豪雨となり、白川が氾濫、流域に水害を引き起こす大災害となりました。当時の記録によると死者339人、行方不明者198人という大災害です。昨日から雨が続いています。来週の週間天気予報でも雨の日が多いようです。安全を第一に行動するということを、ご家庭でもお話しください。

 さて、3年生は総合的な学習の時間に「波野学 ~私たちのふるさとに学ぶ~」というテーマで取り組みます。目的は、自分たちが生活する地域の良さ・課題を見つけ、その課題について考え、発信することです。それにより、改めてふるさと波野の良さに目を向けてほしいと考えています。今日その1時間目のオリエンテーションが行われました。その中で、子ども達もふるさと波野の良さや課題について意見を出し合っていました。今から30時間程度取り組みます。最後には報告会も予定されていますので、どのようなまとめができるかとても楽しみです。

 6月29日 なみノート展覧会    2020年6月29日(月) 13:20
 ご存じの通り、波野小・中学校では共通して「なみノート」への取組を行っています。なみノートとは、基本的には横罫線のノートですが、左上に次の日の授業連絡や課題、生活の記録等を書く欄があり、保護者の方からもコメントを書いていただくようになっている波野小・中学校で作っているノートです。これにより、家庭と学校が連携して子どもの家庭学習の習慣化を図りたいと考えられています。
 生徒昇降口で、「なみノート」展覧会が行われています。小学生から中学校3年生までの各学年代表生徒のノートが掲示されています。そこには「『めあて』から『まとめ』までを意識して自学に取り組んでいる」とか「表や図を用いわかりやすくまとめてあります」等、担任の先生からのおすすめのポイントも書かれています。これらを参考にまずは量の確保から。それができてきたら、次は質の充実をめざしてほしいと思っています。自分で工夫して自分のためになる自学ノートを作ってください。

 6月30日 マスクのこと    2020年6月30日(火) 11:51
 階段に写真のような掲示物がありました。10人の子どもがマスクをしているイラストです。目の様子は見えますが、口はマスクで見えません。10人の中で9人は笑っていると書かれています。歩いていて思わず立ち止まり考え込みました。どう見ても9人も笑っているように見えません。笑っている子は3人しかいません。マスクを着用していると口元の動きがわからず、表情(感情)がうまく伝わらないことも多いようです。
 学校でも、飛沫が飛ばないように、近距離での会話や発声等が必要な場面では、マスクの着用を徹底しています。透明マスクも使用していますが、十分な距離をとるなどの必要がでてきます。今後の授業を充実させるためには、今まで以上にお互いのコミュニケーションを大切にしていく必要性を感じました。