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平成16年秋号 高血圧症の薬についてQ&A

質の高い生活を送るために、血圧のコントロールは重要です。
運動と食事療法が基本ですが、それでもさがらないときは血圧の薬を続けて飲む必要があります。

Q1 血圧の薬は、飲み出したら一生やめられないのでしょうか?

A) 若い方や、一時的な理由で血圧が上がった方は、短期間お薬を飲めば改善することもありますが、運動や食事療法をやっても下がらない場合はお薬を飲み続けることになります。高血圧症で亡くなる人の話は聞いたことがありませんが、脳梗塞や心筋梗塞で亡くなる人が多いのは皆さんご存じの通りです。血圧が高いとこれらの病気になりやすいことが解っていますので、危険回避のためにもお薬を続けて飲むことをおすすめします。

Q2 癖になるのでは、と心配

A) 心配される方もおられると思います。血圧のお薬には癖になるというか、依存してしまうことはありませんので、いつでも止めることはできます。ただ、先ほども申し上げたとおり、脳梗塞や心筋梗塞になる危険性が正常血圧の人の何倍も高いとすれば、続けた方が良いという結論になります。

Q3 血圧が下がっても、お薬は続けて飲むのでしょうか?

A) お薬を飲んでいるから血圧が下がっていると考えた方が良いと思います。血圧の薬は、一時的に血圧を下げるもので、高血圧症を治す薬ではありません。以前より薬の効いている時間が長くなりましたが、それでもたった一日です。朝から血圧が下がっていたので薬を飲まなかったとすると、午後から血圧が下がってくる事もあります。一日を通して安定した血圧を維持することが大事なことも解っております。そのためにも、決められた量を決められた時間に毎日続けて飲む必要があります。目標は140/90以下。至適血圧は120/80以下です。

Q4 副作用はありませんか?

A) 残念ながら、薬には副作用はつきものです。ただ、起きる可能性のある副作用は解っていますので、早期に発見し、中止するなどの適切な処置ができれば問題は残らないと思います。また、副作用は多くは飲み始めの1~2ヶ月に起きると言われています。お薬が変わって、ふらつくなど変だなあと感じるときは、どんな些細なことでも急ぎ、かかりつけ医師又はかかりつけ薬剤師にご相談下さい。

※ご不明な点や質問がございましたら、いつでもご相談下さい。

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