平成16年夏号 脱水ついて
脱水とは体内の水分量が不足する状態で、命に関わる事もります。周りの人がお年寄りの様子をよく見て、早めの対応をすることが大切です。
原因
★体内の水分が少ない
若い人では体重の約60%が水分ですが、高齢者では約50%と水分の割合が減少しています。
★のどの渇きを感じにくい
年をとると、感覚が鈍くなりがちで「のどが渇いた。水が欲しい」と感じにくくなります。
★尿が増える
腎臓の働きが低下し、薄い尿を多く排泄するため体内の水分量が減少します。
★生活習慣
トイレの回数が増えたり、尿漏れが気になり水を飲まない習慣の老人が多い。
★その他
発熱や嘔吐・下痢のとき、脱水を起こすこともあります。
症状
★元気がない、発熱、尿が少ない、吐き気、めまい、血圧低下、意識障害など
放っておくと熱中症・脳梗塞・心筋梗塞を起こすことがあります
予防
- のどが乾かなくても定期的に水分を補給する
- 運動をするときはコップ1杯を15分ごとに飲む
- きちんとした食事をとる
- アルコール類・お茶類は控える
- 入浴はぬるめのお湯で10分程度にする
※ご不明な点や質問がございましたら、いつでもご相談下さい。