平成18年初夏号　「健康食品」について

「健康食品」とは、一般に、「健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの」を総称する言葉です。健康食品には、実際に「健康の保持増進効果」があるかどうかが確認されているものと、そうでないものとがあります。このうち、国がその「健康の保持増進効果」を確認したものは、「特定保健用食品」と「栄養機能食品」です。それ以外の健康食品には、「健康補助食品」「栄養補助食品」「健康飲料」「サプリメント」などがありますが、これらは、国がその効果を確認したものではありません。

「健康食品」を摂取した方が健康になれるの？

私たちは、健康食品のみで1日に必要な全ての栄養素をバランス良く摂取することはできません。まずは毎日の食生活を見直すことからはじめると良いでしょう。「健康食品」に通常の食生活を上回る役割を求めるのは間違いです。また、「健康食品」は多くとればよいものでなく、1日の目安量を守って摂取してください。

「健康食品」を利用する時に気を付けたほうがよいポイント

• 基本はバランスのとれた食生活、運動、休養です。
• 健康食品は医療品ではなく、食品の一つです。食品の選択肢の一つとして利用しましょう。
• 価格は適正ですか？高価だから効果があるとは限りません。
• 病気の時は病院での治療が優先です。病気の方は医療関係者のアドバイスを受けて下さい。
• 全ての方に効果が期待できるわけではありません。過大な期待はしないでください。

「健康食品」の虚偽誇大広告にだまされない
次のような広告表現にご注意を!!!

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