平成23年秋号 子供の病気~シリーズ① 麻疹(はしか)
潜伏期:10~12日
飛まつ感染(咳やくしゃみなどからうつる)
発病前3~4日から発疹出現後2~3日間でうつる
※最近は成人も麻疹にかかる人が増えている。
飛まつ感染(咳やくしゃみなどからうつる)
発病前3~4日から発疹出現後2~3日間でうつる
※最近は成人も麻疹にかかる人が増えている。
症状
目ヤニ、カゼ症状、眼の充血
発熱
麻疹による発熱は途中で短期間下がる時期があるという特徴があります。
最初は38~39℃の発熱になることが多く、3~5日間続きます。
そして最初の発熱が下がってくる頃、口腔内のほほの内側に細かな白色の斑点が見られるのが麻疹の症状の特徴です。(コプリック斑)
最初は38~39℃の発熱になることが多く、3~5日間続きます。
そして最初の発熱が下がってくる頃、口腔内のほほの内側に細かな白色の斑点が見られるのが麻疹の症状の特徴です。(コプリック斑)
※このような症状が出ている期間が他の人への感染力が最も強力な時期です。
その後、半日ほど熱が下がり、そのあと熱が再び上昇しはじめ、同時に、麻疹の症状の特徴である発疹が出現します。(この2度目の発熱は最初の発熱より高く40℃をこえることもあります。)
その後、半日ほど熱が下がり、そのあと熱が再び上昇しはじめ、同時に、麻疹の症状の特徴である発疹が出現します。(この2度目の発熱は最初の発熱より高く40℃をこえることもあります。)
発疹
発熱3~4日頃(2度目の発熱と共に)から、耳後部の首まわりから赤いブツブツが出現し、翌日より顔、手足体の全身にバラ色の発疹が出現し、次第に暗赤色になる。
その後4~5日で茶褐色の色素沈着を残して消える。
1~2週間で治る
その後4~5日で茶褐色の色素沈着を残して消える。
1~2週間で治る
●注意すること
口内粘膜の痛み、全身の倦怠感の為、口から栄養や水分を摂取することが困難になり、乳幼児は脱水症状になりやすいので注意が必要です。
①少量でも水は頻回に ②柔らかい食べ物で ③口渇、皮膚乾燥を観察
口内粘膜の痛み、全身の倦怠感の為、口から栄養や水分を摂取することが困難になり、乳幼児は脱水症状になりやすいので注意が必要です。
①少量でも水は頻回に ②柔らかい食べ物で ③口渇、皮膚乾燥を観察
学校
解熱後3日経過するまで休む
合併症
肺炎、中耳炎、心筋炎、脳炎など。
脳炎は重傷で、1000人に1人の割合で。
予防接種(定期)
:MR(麻疹・風疹)混合ワクチン
1歳になったら早めに受けましょう
(麻疹にかかからないのが一番。予防接種だけが防ぐ方法です。麻疹にかかると乳幼児ではインフルエンザに比べて格段に入院する率が高く、特効薬もありません)
※ご不明な点や質問がございましたら、いつでもご相談下さい。