(乙姫神社の謂われ)
乙姫神社の祭神は新彦の命の末娘とも、健磐龍命の妃阿蘇都比媛とも、新彦の命の長男、惟人命の妃とも言われています。
そのいずれからの妃が「疱瘡」を患い、狩尾の黒山に身を移し、治療され、よくなって乙姫の生家に帰宅されました。
現在の乙姫神社の赤松の中段にきらきら光るものが見え、この光が神々しく御幣のようであったので、妃の社として祀ったのが乙姫神社です。
そうした謂れからこの社の御神体は後ろ向きに祀られ、お顔を正面から拝見できません。
この社の創設は仁寿元年(851年)であり、浜神社よりも23年遅れて建設されています。阿蘇谷で2番目の神社です。