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お米や野菜や果物を作るためには、土と水が必要です。土地改良とは農産物を作るための基盤である農地や水路などを改良することをいいます。
土地改良区は土地改良事業によって作られた農地や施設を維持管理している農業者の組合です。そのほとんどが明治から大正時代に設立された水利組合を継承した組織やほ場整備の実施のため設立された組織が合併しました。熊本県内には約120の土地改良区があります。 全国にある水路を繋げると約40万km(地球10周分)になるといわれています。その水路を管理しているのが、全国約7000団体ある土地改良区と農家の方々です。 近年では農地と住宅地の混住化が進み農業用水路は住宅地の雨水や排水、防火用水など、農業以外にも利用される機会が増えてきました。また、自然を美しく保持し地域の景観を良くする役割も担っています。このように、農業用水路や農地は単に農作物の生産の場としてだけではなく、地域の中でいろいろな面に関わっているのです。 今後、このような施設の維持管理をしていくには、土地改良区や農家の方たちだけの活動では難しく、これからは地域住民の方たちの協力を得ながら農業用水路などの施設や農地を守っていかなければなりません。
○県営ほ場整備事業(阿蘇谷地区)維持管理
○県営中東部かんがい排水事業維持管理
○県営農地災害関連区画整備事業(狩尾地区)維持管理
○賦課金徴収・台帳整理等の一般事務
「水」 |
農業用水・地域揚水 |
「土」 |
土壌・土地・農地 |
「里」 |
安らぎを与える農村空間や風景 |
「ネット」 |
資源循環のネットワーク
農家と地域住民のネットワーク
地球10周の水路ネットワーク |
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農村に住む人も都会で暮らす人も「環」(ネット)になって、大切な財産である「農村」の明日を築いて行こうと言う思いが込められています。 |
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