組合員の皆様並びに関係者の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃より土地改良事業の運営並びに各種事業の推進にご支援とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
令和5年12月の一の宮町土地改良区役員改選におきまして理事長の大役を仰せつかりました宮地地区の森永幸治と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨今の農業を取り巻く情勢は云うまでもなく大変厳しく、さらに近年の異常気象による豪雨災害や、農作物の鳥獣被害、電気料金の高騰など、多くの問題が山積しております。
また、農業従事者の高齢化が進むなか、国策に沿った農業経営を行う為には、各種事業を活用し、老朽化した農業用施設の更新や優良農地の確保を行い、農業の基盤をしっかり整備していく必要があります。
本改良区では、これまでに県営経営体育成基盤整備事業第一一の宮地区(4工区)、県営農業水利施設保全合理化事業第二一の宮地区(5・6工区)にて老朽化した農業用施設の更新が完了し、現在は第三一の宮地区(1工区・阿蘇品工区)の計画を進めており、事業費が28億円を超える大がかりな工事となりますが、当初計画どおりの完了を目指し、事業推進並びに、国に対する予算要求もしっかり行ってまいります。
また、豪雨災害対策や地下水保全等を考慮し、水田の貯留機能を活用した『田んぼダム』の取組についても、推進していきたいと考えております。
最後に、一の宮町土地改良区の更なる発展の為に、今後とも役職員一同、より一層精進してまいりますので、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。