阿蘇地域は、広大な原野を抱え古くから放牧利用による肉用子牛の一台生産地でしたが、近年は、農家戸数の減少や高齢化、さらには子牛価格の低迷から、肉用繁殖牛や放牧頭数が減少しております。
今後、国際化に対応した低コスト生産による肉用牛の振興を図るためには、原野を有効に利用した放牧の推進が必要になってきております。
そこで、放牧形態を夏山冬里方式から、冬季も牧野で、さらには水田裏や畑地裏を活用した周年放牧を推進しております。
また、阿蘇地域だけでなく、平坦地の肉用牛も阿蘇の牧野で預かって低コスト生産と規模拡大を推進し、熊本県全体の肉用牛振興につなげていくため、預託放牧(熊本型放牧畜産事業)を積極的に進めることとしています。
<資料>
阿蘇町における家畜飼養戸数及び飼養頭数の推移
乳用牛
豚
肉用牛
馬
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