水田、畑地を利用した冬期放牧
〜ポイント〜
水田裏放牧による省力、低コスト肉用牛生産
4〜11月まで牧野で放牧した後、12月〜3月までの舎飼期間を水田裏や畑作跡を活用した放牧を組み合わせることにより、周年放牧体系が実現でき、一層の省力化と低コスト生産が可能となります。
1 ほ場面積
少なくとも1頭当たり30aの面積が必要です。
2 播種量、時期及び方法
イタリアンライグラス(早生種)を10a当たり5kg程度播種します。
播種の時期は、できるだけ生産量が多くなるよう9月中旬までに実施し、水田裏作の場合、水稲刈り取りの7〜10日前に立ち毛播きします。
3 施肥方法
水稲の立ち毛播きの場合、わら収穫を速やかに行い、窒素・りん酸・カリウムの三要素を10a当たり5kg程度施肥します。また、追肥は休牧期間に三要素を同量施肥します。
4 放牧方法
電気牧柵を利用していくつかの牧区に区切り、効率よく牧草を採食させていきます。
電気牧柵には、1週間程度牛を馴らすことが重要で、脱柵を防ぐ決め手になります。
施設園芸、牧草地が近くにある場合、外柵として有刺鉄線を張るなどの注意も必要です。
5 畜舎・飲水施設
降雪、降雨などで草地が利用できない場合やほ場面積が少ない場合には、近くにビニールハウスの簡易畜舎を併設すると、パドック的にも活用できます。
放牧牛が自由に飲水できるよう設置します。
6 放牧期間
転作田を利用した場合には、春先に牛を牧野に移動したあと、採草利用もでき、あるいは牧野に放牧しない子付き牛や育成牛の放牧地としても活用できる。
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