阿蘇土地改良区（水土里ネット阿蘇）

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概要

　平成22年7月28日（水）に阿蘇11－2工区環境保全活動組織において、農地・水・環境保全向上対策の農村環境向上活動に伴う生態系保全・水質保全の一貫で生き物調査・水質調査が行われました。
　今年度は、地域内の小学生を対象に、田んぼやその周りにどのような生き物が生息するのかを調査・把握し、地域に残る豊かな自然環境を再確認するとともに、環境にやさしく、持続可能で安全・安心な農産物を生産することの必要性の理解を深め、農業・農村がもつ環境保全をはじめとする多面的機能の重要性を改めて見直す機会とすることを目的として、「田んぼの生き物調査」と「水質調査」を実施しました。この活動は、ツルの再飛来を期待し、その為の環境づくりに取り組む為に調査が実現したものです。
　当日は、地元小学生26名・大人13名が参加して、熊本生物研究会の甲守崇先生・淡水魚研究課の藤井法行先生を講師に招き、地元の方の水田を借りて生き物の調査を行いました。又、午後からは、水質調査も実施しました。

生き物調査の様子

	開会式では、嶋村代表の挨拶の後、甲守先生・藤井先生の挨拶があり、田んぼの生き物調査へ出発しました。　調査では、田んぼの際を網などで探りながら調査を行いました。雨が降ったりやんだりの天候でしたが、子供達は必死に生き物を調査していました。
	集合写真


開会式	甲守先生の挨拶	嶋村代表の挨拶	藤井先生の挨拶

田んぼの調査　　さて･･･何が捕れるかな・・・。	甲守先生の標本（水生生物）
	甲守先生の標本（蝶々・ﾄﾝﾎﾞ）


調査の仕方の説明	水路の調査	何か捕れたかな？

捕れた生き物の説明	標本に興味津々	生き物調査表

調査結果～生息していた生き物～

種名	数（匹）	種名	数（匹）
タカハヤ	3	ヒメモノアラガイ	6
ドンコ	2	マシジミ	1
トノサマガエル	1	ミイデラゴミムシ	1
ニホンアマガエル	1	タイコウチ	1
トノサマガエルのオタマジャクシ	3	ミズムシ	1
ゲンゴロウの仲間	1	オニヤンマのヤゴ	1
ガムシの仲間	3	トンボ(ｳｽﾊﾞｷﾄﾝﾎﾞ)のヤゴ	37
ウスイロシマゲンゴロウ	12	ミズカマキリ	1
モノアラガイ	1	イトトンボの幼虫	1
マルタニシ	1	ウマビル（写真無し）	2
カワニナ	10	昆虫の幼虫ａ	2
サカマキガイ	22	昆虫の幼虫ｂ	1


タカハヤ	ドンコ	トノサマガエル	ニホンアマガエル	トノサマガエルのオタマジャクシ

ゲンゴロウの仲間	ガムシの仲間	ウスイロシマゲンゴロウ	モノアラガイ	マルタニシ

カワニナ	サマキガイ	ヒメモノアラガイ	マシジミ	ミイデラゴミムシ

タイコウチ	ミズムシ	オニヤンマのヤゴ	トンボ類のヤゴ	ミズカマキリ

ニッポンエビ	イトトンボ類の幼虫	幼虫ａ	幼虫ｂ	オモダカ

コナギ	セリ	ホタルイ	ミゾカクシ（アゼムシロ）